初期臨床研修医

診療基盤型学習

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研修の特色

Practice Based Learning (PBL)

≫PBLとは・・・?

当院の研修においては、プログラムの特徴として診療基盤型学習、 Practice BasedLearning ( PBL )を取り入れている。
PBL は、1970年代にカナダの Hamilton University で発案試行されたのが最初といわれ、その後、北米各地の医科大学および卒後研修センターで広く採用されている。当院では米国アイオワ大学病院のPBLにな らいカリキュラムを実践している。(プランナー;アイオワ大学 木村健 教授)

従来の臨床医学教育は、疾患を部位別あるいは機能別に分類し、各疾患を定義、病因、病態生理、疫学、症状、所見、診断、鑑別診断、治療、予後という順序 で学習させ、知見の記憶能力テストに合格すると進級するという方式が、伝統的に受け継がれてきた。
しかし、診療の現場においては、この伝統的学習で学んだ情報を、頭脳のなかで一旦ほぐして、再構築しなければ実用にならないことが多い。それなら、はじ めから診療に即した疾患知識を情報として学んだほうが有効ではないかという発想から開発された学習法が PBL である。

PBL は研修者が実際の患者に接した際、初対面の挨拶から患者の訴えを聞き、これを統合分析しながら最終診断に至り、最善の治療方法の選択にいたるまでの過程を重視する。
診療は、患者の問題点と治療方法の、よりよい選択および選別の反復 rule out(RO) である。患者の病歴、診察所見、検査所見で可能性のある疾患のいくつかを特定し、さらに特異的な診断技術により可能性のある疾患に焦点を絞る。この過程で 最終診断にいたらなくても、治療対象となる問題点を選定し、それぞれの対処方法を考え実施するという、流動的な臨床的思考およびケアを学ぶことが重要である。

実際の臨床研修においては、各研修科において3症例程度のPBL対象症例を指定し、研修医は患者の発症から現在にいたるまでの経過を Problem Oriented System ( POS )の形式に基づいてプレゼンテーション( narrative medicine 方式)し、続く質疑応答とミニレクチャーを通して、患者ケアの実践を常に評価、改善する態度を学ぶ。

PBL開催実績

平成30年6月現在

年  度
日  時
疾   患   名
平成30年度
                                     
平成29年4月18日(水) 発熱
平成29年4月25日(水) 19歳男性持続する心窩部痛の一例
平成29年5月16日(水) 当院で経験したEBウイルス関連の胃リンパ球浸潤癌の一例
平成29年5月23日(水) 46才男性の嘔吐
平成29年6月6日(水) 診断に苦慮した発熱の一例
平成29年度 実績    
平成28年度 実績    
平成27年度 実績    
平成26年度 実績    
平成25年度 実績    
平成24年度
実績    
平成23年度
実績    
平成22年度
実績    
平成21年度
実績    
平成20年度
実績    
平成19年度
実績